こんにちは、あのぶるです。
令和最初の年末年始、いかがお過ごしですか?
今回は新年の目標設定にぴったりの基本情報技術者試験、通称・基本情報を「続・基本情報のすすめ」と題してお勧めしたいと思います。

……とは言え、言いたいことはタイトルの通り、「基本情報の勉強をしましょう!」で終わってしまうのですが、今回は基本情報を受ける、と言うよりはむしろその範囲の知識を身に着ける必要がなぜあるのか、と言うお話をもう少しだけ掘り下げてできたらと思っています。

「そもそも基本情報って何?」と思った方はぜひ過去の拙記事「基本情報のすすめ」をご覧ください。

人々の印象に残るような何かを成し遂げる人たちはしばしば「常識を疑うことで現在の成果を得た」という話をします。今までにないものを生み出すには確かに「当たり前」を疑う視点がとても大事になるはずです。でも、そもそもとして知らない常識を疑うことはできません。「型があるから型破り、型がなければ形無し」という言葉もある通り、まずは常識を自由に使いこなしてこそ新しい考えやオリジナリティが輝くというものだと思います。

さて、ソフトウェア技術者にとっての「常識」は概ね基本情報から応用情報あたりの内容となります。以前の記事でお話しした通り、基本情報はじめ情報処理技術者試験については「合格していなければ出来ない業務がある」等の性質はなく、それぞれの試験に合格したという事実そのものに何らかの意義があるタイプの試験ではありません。それでも特に基本情報については分野を問わず受験を勧められることが多いかと思います。

基本情報や応用情報の内容はいわゆる情報系の専門学校・高専・大学などで(もちろん試験のためにカリキュラムが組まれている訳ではないので直接試験に関係しないことを交えつつですが)2年〜5年くらいかけて学ぶようなものなので、予備知識なしで勉強を始めたばかりの状態からだと確かに簡単に合格できる性質のものではありません。
ですが、これも以前の記事の繰り返しではありますが真っ当なソフトウェア技術者として長くキャリアを重ねるつもりであるなら決して避けて通れるものでもありません。
「コンピュータ」というもの自体、人間が作った概念から始まっているため、歴史が短くともソフトウェア分野では「そうなるのが間違いないとされているが、どうしてそうなるのか分かっていない不思議なこと」ということはあまり多くありません。少なくとも現代の一般的なソフトウェア開発において発生する「不思議なこと」は正しく観測さえできれば理屈を説明することができるのです。仮に私が無理でも世の中の誰かは……
例えば、現在主流のコンピュータでは整数を使う場合、「2の補数」というものを使ってマイナスの数を表現します。これも基本情報では2進数の基本として取り上げられているものなのですが、知らないと整数型の上限まで加算を進めていくと急に巨大なマイナスの値が出現するので驚くと思います。もし自分で確認してみたい場合、より大きな範囲の値を表現できる型へ暗黙的に変換してくれる言語もあるので、Goのような暗黙的な変換が発生しない言語で試してみてくださいね。
というわけでGoでのサンプルコードを準備したので、よかったら試してみてください。

最後に、2020年の春季試験は4/19に実施、1/9から申し込み受付が始まるそうです。
私も久しぶりにデータベーススペシャリストあたりを挑戦してみようかなと思っています。

常識を使いこなして、型を破れる技術者になりたいですね!
まずはみなさんの情報処理試験での健闘をお祈りします😀


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あのぶる

Software Engineer
杜の都で育ち、赤べこの街でコンピュータのいろはを学んだソフトウェアエンジニア。今はスマホゲームのためのWebAPIを作るお仕事をしています。最近はすっかりガルパンおじさん化。