こんにちは、あのぶるです。
まだまだ気軽に出歩けない状況が続いていることもあって、少し前にリングフィットアドベンチャーを購入しました。そろそろ遊び始めてから1ヶ月ほどになりますが、筋肉痛と戦いながら楽しくプレイを続けています。
以前にもゲームでの経験を引き合いにしてお話をしたことがありましたが、何かを続けていこうとしたときに「楽しい」をはじめとしたポジティブな気持ちを持ち続けることはとても大事なんです。今回はそんな「楽しい」の気持ちについてお話をしていこうと思います。

例えばスポーツや楽器演奏のような道具を必要とする趣味を新しく始めるとき、最初に立派なウェアや道具をそろえて形から入る、みたいな話はよくありますね。それも自分の気分を上げてモチベーションを保つ意味でとてもいいことだと思います。勿論自分の中からモチベーションを生み出して続けていけるならそれが一番手っ取り早いのですが、かと言ってたとえ好きでやっていることでも好きな活動ばかりする訳にもなかなかいかないですからね。
「健康のために意識して運動する」というのも、(私もそうですが)学生時代の体育の授業が苦手だった人間には習慣づけのハードルが高く感じがちなものです。それをゲームというオブラートでくるみ、楽しいものに仕立てたのは日本を代表するゲーム会社の本領発揮といった感じです。

話は変わりますが、やり始めるまではすごく億劫に感じるけれど一度手を付けてみると楽しくて仕方ない、という経験はありませんか?いわゆる「やる気スイッチ」を入れるには嫌でもとにかく手を付けるしかないというのはきっと一度くらいは聞いたことがあると思います。「誰かと一緒にやる」など、他人を巻き込んでやらざるを得ない状態にするのはよくあるテクニックですが、中には「締め切り駆動(Deadline Driven)」だと冗談を言いつつ半ば強制的にやるしかない状態を作り出す、という荒業を見かけることもあります。カンファレンスのCFP締め切りや本番直前、もしくは技術書典をはじめとした同人誌即売会前になると界隈のTwitterタイムラインにはそのような言葉が飛び交いますが、そのような活動に慣れ、自分のベロシティを高い精度で把握している人たちの高度なテクニックであることは言うまでもないでしょう。実際に複数のカンファレンスでのこぼれ話として「締め切り間際になるとCFPの提出数がグンと増える」という話を聞いたことがあります。もちろん仕事ではマネしちゃダメですよ!

もう少し健康的なやる気スイッチの入れ方についてお話をしましょう。コミュニティのイベント、特に大規模なカンファレンスに参加すると「自分も何かやってみよう」とグッと心に火が付く経験をしたことはありませんか?それはきっとイベントの登壇者やスタッフの人たちの楽しい気持ちや熱意のたぐいを「受信」しているからなんだろうなと思っています。
コミュニティ活動は基本的に(「自発的な活動」という本来の意味での)ボランティアベースでの活動です。特にイベントを作る側で関わる多くの人たちは自分の中に相応のモチベーションを持って活動しています。いち参加者としてイベントに行くと、登壇者の人たちも運営スタッフの人たちも本当に楽しそうにやっていて、いつもエネルギーをもらって帰っています。とりわけ百人単位の大規模なイベントを動かす運営チームの熱量には本当に頭が下がる思いです。

さて、これから10月から11月にかけてそんな大きめのカンファレンスイベントが複数開催されます。今年もオンライン開催がほとんどで会場の熱気を感じるのは難しいかもしれませんが、登壇者の人たちの情熱に触れることでモチベーションを分けてもらう機会にするのも良さそうです。

それでは、これからも色々な活動を楽しくやっていきましょう!


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あのぶる

Software Engineer
杜の都で育ち、赤べこの街でコンピュータのいろはを学んだソフトウェアエンジニア。今はスマホゲームのためのWebAPIを作るお仕事をしています。最近はすっかりガルパンおじさん化。