こんにちは、あのぶるです。
前回の記事の続きを…とも思ったのですが、今月はせっかく大きなイベントがあったので、だいぶ遅刻気味ではありますが紹介しようと思います。
先日、Apple社が主催するWWDC(Worldwide Developers Conference)が本社のあるアメリカ・カリフォルニアで開催されました。
このイベントは概ね毎年6月、今年は6月4日~6月8日(日本時間)の5日間にわたり、その名の通り世界中のApple製品向けソフトウェア開発者を対象として開催するものです。
初日の基調講演ではしばしばハードウェア・ソフトウェア問わず新しい製品が発表されることがあり、今回もその独特のデザインから「おろし金」と呼ばれた新型Mac ProやiOS 13、iOSから独立したiPadOSが発表されるなど、盛りだくさんの内容でした。
そのため開発者だけでなくApple製品ファンからの注目も集めており、期間中はもちろんイベント前から新製品の予想大会が繰り広げられるなど、会期前後のApple界隈はさながらお祭りのような雰囲気になります。
現地参加せずとも基調講演をはじめ主要セッションはライブ配信されているとのことで、もしこの時期に眠そうな顔をしていた人が身近にいたなら、もしかしたらWWDCのライブ配信を見ていたのかもしれませんね。
ちなみに、現地で参加するにはApple Developer Connectionに登録し、さらに事前申し込みの上で抽選、当選したら1599ドル(執筆時の為替レートで約17万円)のチケット代を払って……と聞くとハードルの高い印象がありますが、それでも人気でチケットを入手するのはなかなか困難なようです。セッションと並んで会期中のメインコンテンツであるハンズオンラボではAppleのエンジニアと直接コミュニケーションをとることができるそうで、参加することが出来たらiOS/macOSエンジニアにとってきっと素晴らしい体験になることでしょう。
なお、学生さん向けにスカラシップ(参加費支援)のプログラムもあったようです。こちらも権利を勝ち取るのは簡単ではないようですが、興味のある方は来年に向けて調べてみると良いかもしれません。
ここまで読んで、「興味はあるんだけど、動画配信されているとは言え結局英語だし、ちょっとハードルが高いなぁ」と思っている(私のような)方へ2つ朗報があります。
一つは公式に日本語字幕付きの動画が配信されていること、もう一つは仙台のiOS開発者コミュニティであるSWWDCさんがWWDCをはじめとしたApple主催イベントが開催される時期に大抵「基調講演の動画をみんなでワイワイ観よう」という趣旨のイベントを開催してくださることです。今回はちょうど別の用事が被ってしまい残念ながら参加できなかったため、昨年秋のSpecial Event開催に合わせた回の体験をベースに紹介します。
当日は差し入れていただいたおやつ(その時はちょうどイベントのメインビジュアルが金色の輪だったこともあり、バウムクーヘンをいただきました)を食べながら終始和気藹々とした雰囲気で楽しく基調講演を観ることができました。さらに分からないことがあれば先輩参加者の方々がきっと優しく教えてくださるはず、ということで、一人で視聴して頭に大量の?マークを抱える不安なく観られたのはとても助かりました。
机上には参加者の方々の持ち物であるMacbook、iPhone、Apple WatchとApple製品がずらりと並んでおりさすがという感じでしたが、きっとApple製品を持っていなくても優しく迎え入れてくださるはずです。ただ、見ていると結構な確率で欲しくなってしまう気はします……
WWDC以外にもGoogle I/OやMicrosoftが主催するde:codeなど、世界レベルで業界をリードする企業主催のテックイベントはたくさんあります。
それらに限らずまずは興味のある分野で、ぜひ世界の最先端に触れてみてください。
あのぶる
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