こんにちは、あのぶるです。
長引くイベントの自粛で寂しい日々が続きますが、いかがお過ごしでしょうか。
技術系のイベントもオンライン開催の環境が整ってきて、特に大規模イベントではかなり本格的な配信環境を準備しての開催も見られるようになりました。
今回は改めてオンライン上での技術系イベントについて紹介したいと思います。

実は、技術系イベントのオンライン参加については以前にも「ラジオ枠のすすめ」と題して取り上げたことがありました。

その当時と比較して、オンライン参加の位置付けがオフライン主体のイベントに付属して参加機会を補うものから、参加者全員がそれぞれ自分の場所からインターネット経由で参加するものが主体になってきています。昨今、オンラインイベントが増えた経緯を踏まえれば当然の変化とも言えそうです。

オンライン主体に移行したことでいろいろと変わってきたこともありますので、今回はそのあたりを中心に取り上げていきたいと思います。

Twitterや各種チャットでの感想共有が楽しい

元々カンファレンスなどの大人数イベントではいわゆる「Twitter実況」も盛んにされていましたが、オンライン化に伴いその流れがさらに加速されたように感じています。
イベント指定のハッシュタグで感想を共有したり、YouTube Liveであればコメントを投稿したり、即時性の高いコミュニケーションがより活発になりました。

カンファレンスのセッションは事前録画で実施することもあり、登壇者本人とセッション本編中リアルタイムにコメント欄で質疑応答がされるのも事前録画スタイル独特の風景かなと思いました。目の前で共有されている内容に対してやりとりが出来るため、これはこれで良いものだなと感じました。(登壇者本人は気恥ずかしさを感じる方も割といらっしゃるようですが……)

座学以外のスタイルは運営が結構大変かもしれない

これはイベント運営側の目線でもあるのですが、座学形式のイベントに多様性が生まれた一方、ワークショップ形式だったり、双方向のコミュニケーションをしたいタイプのイベントだと何らかの工夫をしないとなかなか難しいなとも感じています。
会話のキャッチボールがなるべく円滑に進むようイベントの進行を工夫したり、1つの集まりに対して複数の「部屋」を用意できる機能を持ったツールを使ったり、急速に充実したツールをうまく活用しながら対応していきたいですね。

離れた地域の友達ができる

オンラインであることによって物理的な移動の制約がなくなり、かつ日本国内だけでも様々な地域のコミュニティがオンラインでイベントを開催していることによって、遠く離れた地域のコミュニティによるイベントにも気軽に参加することができる状態になりました。
今回オンラインイベントが広まったきっかけ自体は決して望ましいものではありませんが、離れた地域のイベントに参加することで普段気軽には出会えない人たちと知り合うことができるはずです。

ノベルティの販売があれば無理のない範囲で購入してみよう

急にオンラインスタイルへの移行が発生して、歴史の長いイベントでも難しい判断が続いていることと想像します。
イベントによっては運営費のカンパ募集を兼ねてノベルティを販売していることがあります。もしそのようなイベントに参加して楽しかったなと感じたら、可能な範囲でノベルティを購入するのもひとつのコミュニティへの参加方法です。もちろん自分の記念にもなりますし、きっと次回以降の開催を支える力になるはずです。
もし販売があればイベント公式のWebサイトやTwitterアカウント等で紹介されているはずですので、是非チェックしてみてくださいね。

特に地方在住の人にとっては、交通費がかからず参加費のみで様々なイベントに参加できたり、コミュニティベースではないカンファレンスでも無料でセッション配信がされたりしているのはとてもありがたい側面もあります。以前のようにオフラインイベントが開催できるようになっても、何らかの形でオンラインでも参加できる機会が続くといいですね。関連技術の進歩にも期待したいところです。

それでは、オンラインイベントの参加が楽しく新しい世界に触れるきっかけになることを願っています!

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あのぶる

Software Engineer
杜の都で育ち、赤べこの街でコンピュータのいろはを学んだソフトウェアエンジニア。今はスマホゲームのためのWebAPIを作るお仕事をしています。最近はすっかりガルパンおじさん化。