こんにちは、あのぶるです。

公平性担保のため、先に白状しておきます。私、すくすくスクラム仙台のスタッフです。

すくすくスクラム仙台(通称:すくすく仙台)はプロジェクト運営手法のひとつである「スクラム」を中心に、チーム運営のために役立つツールに関して勉強をするコミュニティです。
今回は先日行われたイベントの様子をレポートしたいと思います。

※スクラムってなに?という方はこちらもどうぞ。公式のスクラムガイドです。

参加した勉強会情報

主催コミュニティ すくすくスクラム仙台
勉強会タイトル Scrumの始め方
開催場所 楽天株式会社 仙台支社
開催日時 2018年3月7日(水) 19:00-21:00
参加費 無料(※持ち寄り式のビアバッシュ)
募集プラットフォーム connpass
ハッシュタグ #suc3rum
今回のファシリテーター: 半谷 充生氏(@bangucs)
認定スクラムマスター、認定スクラムプロダクトオーナー、認定スクラムプロフェッショナル。すくすくスクラム仙台言い出しっぺ・スタッフ。

イベントの雰囲気


今回はLean Coffeeというスタイルをさらに簡単にしたような感じの流れで、スクラムに限らずチーム運営においての参加者の実際の困りごとをテーマに、どんなツールを使ってどう立ち向かうかを語り合う感じのイベントでした。ビールを片手に、すくすく仙台言いだしっぺスタッフである半谷さんのまったりかつ熱いファシリテーションで進行します。

あのぶる「今日はビール飲みながらなので、どっちかと言うとLean Beerですね!」

勿論お酒の飲めない方はソフトドリンクで全く問題ありませんのでご安心ください!
アルハラ、ダメ、絶対!!

※都合により写真撮影がほとんど出来なかったため、残念ながらこちらの写真はイメージ画像です。

今となっては珍しくないビアバッシュ形式のイベントですが、すくすく仙台で取り入れ始めた当時は他に採用している勉強会も殆どなく、「すくすく仙台名物!」と推していたこともあるくらいです。手前味噌ではありますが、懇親会費も安めに出来るのでお財布にも優しいです。すくすく仙台の場合は参加人数にもよりますが、大体1人あたり500円~1000円程度の予算で実施しています。
でも、本当に最初からお酒とつまみを片手に話を聞く勉強会は今でもあまり多くないかもしれませんね…

実際の議論の内容ですが、「スクラムは問題を明らかにするためのツールなので、問題が発覚せずにプロジェクトが終わったらスクラムとしては失敗である(つまり、プロジェクトの成否とスクラムの成否は一致しない)」というのは個人的に目からウロコでした。それからチームの向かうところを明確にするためのインセプションデッキや、自己組織化のためのデリゲーションポーカーなど、「プロジェクトを進めるにあたってやるべきこと、決めるべきこと」を可視化できるようなツールの話がたくさん出てきて、私自身とても勉強になりました。
そして何よりすくすく仙台として伝えたい、「スクラムはソフトウェア開発のためだけのツールではない」という点が参加者のみなさんに伝わったことがスタッフとしてはとても嬉しかったです。「経営層こそスクラムを深く知るべきだ」という声が挙がっていたのがとても印象的でした。
「理解は容易、習得は困難」と言われるスクラムですが、やはりきちんと本質を理解しないと使いこなすことが難しいのは何事も同じなのかもしれません。

今回はスタッフ含めて7名という比較的小規模のイベントとなりましたが、その分1つ1つのトピックに集中することが出来たので、怪我の功名といった感じかもしれないですね。

今後も似たような感じのイベントがあったら是非参加したい、という声もありましたので、同様のイベントを開催することを検討中です。
スクラムは本質を理解できていれば「フルセットでしっかりやらないとまったく意味がない」というものでもありませんので、スクラムを取り入れているかどうかに関わらず、チーム運営にお悩みの方は足を運んでいただけたら、と思っています。

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あのぶる

Software Engineer
杜の都で育ち、赤べこの街でコンピュータのいろはを学んだソフトウェアエンジニア。今はスマホゲームのためのWebAPIを作るお仕事をしています。最近はすっかりガルパンおじさん化。