こんにちは、あのぶるです。

7/7に仮想通貨のひとつである『NEM』のイベントが仙台で開催されたのですが、縁あってローカルスタッフとしてお手伝いをしていたので、そのときのお話を書こうと思います。

参加した勉強会情報

主催 NEM Meetup JAPAN/NEM.io Foundation
勉強会タイトル 「NEMミートアップ JAPAN」in仙台
開催場所 enspace
開催日時 2018年7月7日(土) 14:15-16:30
参加費 1,500円
募集プラットフォーム PassMarket
ハッシュタグ #NemMeetup

仮想通貨って?

今回のテーマである『NEM(ねむ)』は資金決済法で言う『1号仮想通貨』というものに当たります。

物品を購入し、若しくは借り受け、又は役務の提供を受ける場合に、これらの代価の弁済のために不特定の者に対して使用することができ、かつ、不特定の者を相手方として購入及び売却を行うことができる財産的価値(電子機器その他の物に電子的方法により記録されているものに限り、本邦通貨及び外国通貨並びに通貨建資産を除く。次号において同じ。)であって、電子情報処理組織を用いて移転することができるもの
(資金決済法 2条5項1号より)

とても大雑把に説明すると

  • 品物の購入やサービスを受ける対価として誰でも日本円の代わりに使うことが出来て
  • 財産として扱われ、誰でも売り買いが出来て
  • 日本を含む国や地域の政府から発行されている通貨ではなく
  • Webサービスなど電子情報技術を使ってやりとりができる

という特徴を持ったものを『1号仮想通貨』と呼びます。

NEMなどの仮想通貨のことを『暗号通貨』と呼ぶことも多いようです。後述のとおり、今後現実世界に普及していくであろうと考えると、こちらの方がより正確に性質を表現しているような気がします(法律用語なので一定仕方ないのですが)。
また、電子マネーやオンラインゲーム内の通貨も『仮想通貨』と呼ぶことがありますが、これらは基本的に日本円が姿を変えたもの(=価値が完全に日本円に連動している)であり、電子マネーの加盟店やゲーム内など特定の範囲でしか使えないものです。したがって資金決済法の管轄内ではありますが、法律で定義される『仮想通貨』とは異なるものと解釈されることが多いようです。

NEMというと今年初めに発生した国内のとある取引所での流出事件を連想し、安全性への心配もあるかもしれません
ただこの件に関しては完全に「事件が起きた取引所のWebアプリケーションとしての品質の問題」であり、NEM自体の安全性は全く関係のない話だそうで、今回イベントに声をかけてくれた友人はこの件について「例えるなら自転車をその気になれば簡単に壊せる付属の鍵のみで人目に触れる場所においてあったような状態」と教えてくれました。起こっていたこと自体は普通のネット通販サイトで、雑な管理で利用者のクレジットカード情報を流出させるのとあまり変わりない、という感じのようです(取引所が通販サイト、NEMはクレジットカード情報に当たる)。
むしろ流出が発覚した際、「流出したお金全てに目印をつけ、流出後の動きを追跡する」という、現実世界のお金では非常に難しいことが出来ていた、という話に私は未来を感じました

流出の件抜きでも仮想通貨というと投資やマイニングの側面が強調されがちで、どうも胡散臭いとか、取っつきにくいイメージを持ってしまうかと思います。実際私もその側面については同意するところがあります。
※今回のイベントでは投資関連の話は一切ありませんでした

ただ仮想通貨を支える「ブロックチェーン」はとても可能性のある技術で、これは大雑把に言うと「取引の履歴をみんなで管理することによって不正行為を防ぎ、かつ一部が故障しても問題なく稼動できるようにする」という仕組みになっています。
RubyKaigiでもブロックチェーン技術を使った電子処方箋開発の話が出ていましたが、この技術で仮想通貨の取引以外に何が出来そうかを考えてみるだけでも十分面白いと思います。そして今回のイベントで話を聞いた限り、きっとNEMはそんな気持ちを持つ人にもぴったりの技術なのではないかと感じました。

個人的に面白かったこと

当日の様子についてはスタッフや当日の出店者の方のレポートが詳しいので、是非読んでみてください。

Pz-LinkCard
- URLの記述に誤りがあります。
- URL=https://gorosuke.blue/2018/07/10/post-2933/

読書感想文の苦手な私からは、話を聞いてみてどんなことが面白そうだと思ったかをお伝えしたいなと思います。

日本国内でもNEMで経済圏を作ろう、という動きがあり、実際当日もNEMで買い物が出来る物販ブースがあったのですが、正直なところ実生活にわざわざ仮想通貨を導入するメリットってどれくらいあるのかな、と疑問に感じていた部分がありました。
そんなことを考えつつ、「海外で観光事業へ仮想通貨を導入しようというプロジェクトが動いている」という話を聞いたときは目から鱗が落ちました。日本国内だけで生きているとピンと来づらいのですが、確かに仮想通貨が一般化すれば海外とお金をやり取りするときに為替レートを気にしないでいいことになりそうですね。これは海外旅行が多い人や海外のサービスで買い物をすることが多い人は特にメリットがあるのではないでしょうか。

そして登壇されていたnemiconさん、Daokaさん、ニンヂャさんとも、山ほどある仮想通貨の中でNEMを推す理由というか、情熱と言うか、そのようなものが見えていたのはとても素敵だなと感じました。
これから仮想通貨を触ってみたい、という人にも(記事執筆時点で)単価が小さいNEMは取っつきやすいのかなと思いました。

普及に向けて乗り越えるべき課題もいろいろありそうな仮想通貨ですが、技術的にも面白い未来が期待できる分野だと思います。今後の動きにも是非注目してみてください!

おまけ:ローカルスタッフの心得

会場の周辺情報にも気を配るべし

当日買い出しが必要な場合はを行きやすいお店を把握しておくと何かと便利です。

会場までの公共交通機関での行き方はもちろん、タクシーを呼んだときにどう伝えると会場までスムーズにたどり着くかを知っていると吉です。
※ちなみにenspaceさんの場合、「肴町公園に向かってください」とお願いすると場所が大体伝わる、とタクシーの運転手さんに教えていただいたことがあります。

食事処の引き出しを持っておくべし

スケジュール的に行きやすい、おすすめの牛タン屋さんや地元ならではの料理が食べられる居酒屋さんの場所を把握しておきましょう。

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あのぶる

Software Engineer
杜の都で育ち、赤べこの街でコンピュータのいろはを学んだソフトウェアエンジニア。今はスマホゲームのためのWebAPIを作るお仕事をしています。最近はすっかりガルパンおじさん化。