こんにちは、あのぶるです。
8/25に『レッツゴーデベロッパー 平成ジェネレーションズ FINAL』というイベントに参加してきたので、その時のお話をしたいと思います。
参加した勉強会情報
主催 | レッツゴーデベロッパー実行委員会 |
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勉強会タイトル | レッツゴーデベロッパー 平成ジェネレーションズ FINAL |
開催場所 | 楽天株式会社 仙台支社 |
開催日時 | 2018年8月25日(土) 13:00-19:30 |
参加費 | 学生:無料 / 一般:500円 |
募集プラットフォーム | Connpass |
ハッシュタグ | #5000dai(=ゴー仙台!) |
レッツゴーデベロッパーとは?
レッツゴーデベロッパーとは、2011年、震災をきっかけに生まれた、デベロッパーのデベロッパーによるデベロッパーの為の、デベロッパーの心の火に油を注いで炎にするイベントです。
(2015年前夜祭案内ページより)
東日本大震災からの復興を誓い、2011年に立ち上がったイベントが3年ぶりに復活しました。
イベント共通のテーマは「共有と交流」。
ソフトウェア開発の第一線で活躍するスペシャリストの方々が仙台に集い、今回はなんと目の前で実際に近い開発作業を見たり、参加できるという豪華仕様!これはもう、ソフトウェア開発者(デベロッパー)のためのキッザニアと言っても過言ではないと思います。
イベントページを見ると、登壇者はたくさんのイベントが開催されている東京でもなかなか経験できないくらいに錚々たる顔ぶれ。開催前から期待して待つしかない、という感じでした。
実は25日午後の本編の他に前夜祭と懇親会もあったのですが、私は都合により本編のみの参加。
どちらも盛況だったようで、私はうらめしい気持ちでTwitterを眺めておりました。
基調講演
今回の基調講演は、今年業界のあちこちで話題の『カイゼン・ジャーニー』著者の新井剛さん、市谷聡啓さんのお二人によるリレーセッション。
新井さんからは建築家のクリストファー・アレグザンダーが説いた「無名の質(むみょうのしつ)」という概念を中心に、組織を「育む」ということについてのお話を聞きました。
「イケてるチームのかんばんは有機的でイキイキしている」というお話に、私自身も経験的に感じていた「イケてるチームはカッチリし過ぎなくてなんだかとても楽しそうだ」という感覚が重なり、とても強く共感できました。
『カイゼン・ジャーニー』Tシャツでバトンを受けた市谷さんからは「カイゼン・ジャーニー出版後に起きたこと」とこれからの展望についてのお話。
市谷さんと言えば仙台にも地域コミュニティがある『DevLOVE』を立ち上げ育ててきた(そしてきっとこれからも!)方ですね。
「帰還」したDevLOVE2.0はなんとZoomでのリモート参加が可能で首都圏以外からも参加できるとのことで、私もさっそくDoorkeeperのコミュニティに登録しました。
そして、「越境」した人たちのためのギルド、The Agile Guildの今後にも注目です!
DevLOVEについて詳しくはこちら、DevLOVE仙台のDoorkeeperコミュニティページはこちらからどうぞ!
ワークショップ「開発フリースタイルバトル – ROYAL RUMBLE 2018 -」
基調講演の後はいよいよ、国内トップクラスの「開発モンスター」達による開発バトル!
「Scrumチーム」「基盤チーム」「DDDチーム」「TDD(IntelliJ)チーム」と急遽結成された「マインドストームチーム」の5チームに分かれ、共通の課題をどうクリアするかを間近に体験することが出来る、というものでした。
出題は「TDD勉強会 in Sendai」「TDDBC Sendai」の運営であり、「仙台のMr.マサカリ」と名高い井上さんです。
「何もここまで再現しなくても」というため息が聞こえるようなエグい、もといリアリティ溢れる問題は、実際に携帯電話キャリア6社のパンフレットを見比べた成果だそうです。
内容が気になる方はこちらから見ることが出来ます。
私は4チームの中でIntelliJという言葉に惹かれてTDDチームに参加していました。TDDの解説をしつつコードを書く中野さんといまいさんが使用するツールはもちろんIntelliJです!
今回は中野さんがコードを書きつつ、みんなで意見を出し合って進めるというモブプログラミングのスタイルを取っていました。他のチームに比べて人数が少なめだった分、得られたものの密度はとても濃かったと感じています。その一方で、機能が出来上がったり、難題をクリアしたり、作業の節目ごとに自然と拍手が起こる和気藹々とした雰囲気の中で作業が進んでいきました。
もちろん合間にいまいさんによるIntelliJの便利機能解説と、おもしろプラグインの紹介もありましたよ!
我らがTDDチームの成果と、中野さんがその後リファクタと機能追加をしてくださったものがこちら。
まるで彫刻やお絵かきロジックパズル(ピクロス)のように少しずつでも確実に形を整えていくような安心感があるのがTDDの良さなんだなということを再認識しました。
結局、後で記事にまとめることを忘れてすっかり夢中になり、ワーク時間の最後までチームを移動することなくTDDチームに参加していました。そのことについては全く後悔していないのですが、それでも他のチームのワークに参加したかったな、という気持ちは残っています。
中間発表の時点で「(ビジネスモデルに対して)カバレッジ9割の機能が完成しました」という発言が飛び出したScrumチーム、25分という超ハイペースでスプリントを回していたという基盤チーム、実際に設計をしながらDDD講座が繰り広げられていたDDDチーム。さらにはどうやって実現するんだろうと想像も付かなかったマインドストームチームもなんと一部機能を完成させていました。本当に全チームに参加したかったですね。
目の前にいるのがとてもすごい人たちであるということを差し引いても、他の人が開発している様子を見るのはとても刺激になります。普通、他の人が開発している様子を見るにはその人と一緒に仕事をするしかないので、本当に貴重な機会だったなぁと改めて感じました。
基調講演の新井さんと市谷さん、開発モンスターのみなさま、そして実行委員会のみなさま、素敵なイベントを本当にありがとうございました!
あのぶる
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