参加した勉強会情報

主催コミュニティ GLOBAL Lab SENDAI
勉強会タイトル DA・TE・APPS! 2018
開催場所 せんだいメディアテーク
開催日時 2018年2月10日(土) 11:00-18:00
参加費 無料
募集プラットフォーム Facebook他

DA・TE・APPS! 2018の雰囲気

仙台市と、GLOBAL Lab SENDAIが主催するのイベントに行ってきました!

2018年で第4回となるDA・TE・APPS!、雰囲気ある豪華な会場、回を重ねるごとに規模も熱量も大きく成長している東北の一大イベント。午前中のITコンテストの部に続いて、ゲームコンテストの部が午後から開催されました。
会場の雰囲気は360°アニメーションでぜひ確認してみてください!

ITコンテストの部のレポートはこちらで公開しています!


オープニング

DA・TE・APPS!2018、ゲームコンテスト部門は、グローバルラボ仙台代表幹事の原さん(メインMC、写真左の右)、グローバルラボ仙台の安彦さん(サブMC、写真左の左)の進行でスタートしました。

午前に引き続いての、午後の部のオープニング。会場の熱量もさらに上昇、来場者も一段と増えた中、主催関係者からの挨拶(写真左)と、グローバルラボ仙台GMの篠原さん(写真右)から士気の高まるメッセージが発信されました。


トークセッション

オープニングに続いて、ゲームコンテスト部門審査員によるトークセッション。
テーマは「ゲーム業界の最新トレンドと欲しい人材」、トークメンバーは超豪華な以下の方々!

  • 株式会社サイバーコネクトツー 代表取締役
    • 松山 洋氏(写真上段左)
  • 株式会社コナミデジタルエンタテインメント 事業推進本部プロダクト推進室 プロジェクトマネージャー/アートディレクター
    • 根岸 豊氏(写真上段中央)
  • 株式会社セガゲームス コンシューマコンテンツ事業部 執行役員/クリエイティブオフィサー
    • 大橋 修氏(写真上段右)
  • 株式会社インフィニットループ 代表取締役
    • 松井 健太郎氏(写真下段左)
  • 株式会社ピコラ 代表取締役
    • 金子 篤氏(写真下段中央)

※肩書、役職はDA・TE・APPS!2018公式サイトの掲載情報を参照しています。万が一、誤りがある場合はこちらからご連絡をいただけると幸いです※

.hackの松山氏、メタルギアソリッドの根岸氏、サカつくの大橋氏と、コンシューマ業界から胸が熱くなる審査員勢。ソーシャルゲーム業界からは、札幌から仙台に支社を展開する技術者集団を率いるインフィニットループの松井氏、仙台発で自社ゲームを展開するピコラの金子氏と、仙台に活動拠点を置いて活躍する審査員勢が勢揃い!

経歴紹介から始まったトークセッション、経歴だけでも飽きないお話が連発していました。
もちろん、トークテーマに関わった内容も多岐に渡り、国内市場以上に国外市場規模の可能性はまだまだ圧倒的にあることや、業界の可能性も衰えていないこと、対国外に目を向けた場合には、作り手たるクリエイターは母国の感性を追求することが重要であることなど、さまざまな視点からトークが展開されました。

なによりもゲーム会社が欲しがっている人材という観点では、信念・熱意をしっかりと持っている人、作りたいコンテンツを持っている人、人を笑顔にする方法を分析して習慣化する癖を持つ人、「世界征服したい」などの大きなことを発信できる人など、「確固たる自分を持っている人」が求められていることをひしひしと感じる内容が次々と発信されていました。
最後には、「週刊少年ジャンプが大好きで、週刊少年ジャンプを読んでいる人」という条件も飛び出し、「好きなものに熱くなれる人」という観点、フォローなどなくても、それが本気の発信であることは会場にも届いていたように感じます。

セッションが終わり、改めてゲームコンテストの部、ゲームに興味のある方々が集まる仙台のこの空間で、本当に胸の熱くなる、なんと豪華な審査員なんだろう、と。ITコンテスト(午前)も豪華、ゲームコンテスト(午後)も豪華、本気で仙台を盛り上げようとするDA・TE・APPS!は止まらない、その想いを会場全体が受け取ったのではないでしょうか。本当に面白かった。


学生のプレゼンテーション(GLS for Education部門)

そしてここからは、学生が開発したゲームのプレゼンテーションタイム。
約半年の活動の成果をすべて詰める最後の大勝負の時間、GLS部門では実際にゲームを開発している社会人メンターがチームをサポート、勝敗は審査ではなく、「リリースしたゲームのダウンロード数」で決する真剣勝負でした!


ゲーム名:Sound Thief

トップバッターは 仙台コミュニケーションアート専門学校チーム「スカーレッド」。
サウンドボムを投げて敵の注目を集め、時には隠れ、敵に見つからないようにゴールの宝を目指すポップなステルスアクションゲーム。

「ステルスアクションと言えばコナミさんに」という松山氏のリードから根岸氏の講評からスタート。続いて、活用できるアイテムを増やすのか、サウンドボムの活用バリエーションを目指すのかなどゲーム性を高める意見が続々でした。シンプルが故に奥深さをどう出すか、今後もステージを増やしたアップデートが行われるみたいなので期待したい作品でした。

【ダウンロード】
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ゲーム名:Lead Light

2番手は東北電子専門学校チーム「HTC」。
手元の光を操作し、障害物を避けながら爽快に突き進むレース系アクションゲーム。

ルート中の光を集めれば集めるほど、長く楽しめるシンプルかつ爽快なゲームでした。
タイムアタックなど、他のユーザーと競う要素や、操作感の改善などが講評で挙がりました。

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ゲーム名:Asterism Linker

3番手は 総合学園ヒューマンアカデミー仙台校チーム「チーム大御所」。
妖精(プレイヤーキャラ)を操作して遊ぶひっぱり系パズルゲーム。

作り手にとっては簡単でも、ユーザーにとっては難しい、クリエイターが陥りやすい課題が講評に集中。
操作時のガイドラインの出し方などの改善に期待、全50ステージのやりこみ要素を持つ神秘的な世界観のゲームでした。

また、『アカモク大好き渚の妖精ぎばさちゃん』の応援を受けるなど、審査員、会場観覧者に感嘆の声が漏れるほどに精力的な広報活動を行った、その本気の取り組みが会場にしっかり届いていました。

【ダウンロード】
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ゲーム名:雪だるまさんがころんだ

4番手は専門学校デジタルアーツ仙台のチーム「スノーソルジャー」。
日本に昔からある遊び、だるまさんが転んだをモチーフに雪だるまが彼女までたどり着くシンプルステルスアクション。

雪だるまの前進とストップ、この2種類の操作のみで遊ぶ老若男女が楽しめるゲーム。
審査員のAnna Salomaa氏からも、「日本語がわからなくても楽しめるゲーム」など可能性感じる講評が飛び出しました。

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ゲーム名:きりたんという妹ができました

最後は、専門学校デジタルアーツ仙台チーム「きりさんぽ」。
東北地方応援キャラクターの末妹、東北きりたんをヒロインとした恋愛趣味シミュレーションゲーム。

チームメンバーの「東北きりたん」への熱い気持ちが伝わるプレゼンとゲーム内容。
チームメンバーの入れ替わりなどを乗り越えて作られたゲームはまだまだ改善余地あり、今後の更新に期待される声も挙がりました。

【ダウンロード】
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ダウンロード数発表とGLS for Education部門の表彰式

ゲームコンテスト、GLS for Education部門の優勝はダウンロード数だけが勝負の真剣勝負。
そして気になる優勝は、合計ダウンロード数533を達成したチーム「きりさんぽの」の『きりたんという妹ができました』でした!

※表彰時には、賞状や賞金の他、TSUKUMO(ツクモ)賞と題して優勝メンバー全員にThule Accent 28L Backpack バックパック CS6941 TACBP-216 /3203624が贈られました!

喜び、悔しさ、各チームにはさまざまな感情があったと思います。
そして、観客側にも、個々人の推しゲームなどがあり、結果に対して本当に多くの思いがその瞬間には存在していたと思います。

東北を応援するキャラクターをゲームに採用したチーム、おなじく広報協力で震災復興の想いが込められたキャラクター「渚の妖精 ぎばさちゃん」の応援を受けたチーム、ラジオ出演やSNS拡散など、すべてのチームが、自分達にできることをできる限りに行ったこと、会場の誰もが認め、刺激を受けたのではないでしょうか。

この結果を受けて、チームや関係者、会場の全ての人から、どのような「次」が生まれるか、とても楽しみです!


学生のプレゼンテーション(ゲーム部門)

ここからは一般応募のゲーム部門!


ゲーム名:FADER MUSIC

トップバッターは総合学園ヒューマンアカデミー仙台校(1/3チーム目)。

マウスとキーボードを使用した新感覚な音ゲーをプレゼン!
審査員からは専用キーボードが欲しい、バリエーションによる難易度の提案など、多くの講評が挙がっていました。


ゲーム名:ぴにょロジ

2番手は東北電子専門学校。

2017年の8月から幼稚園に何度も足を運び、幼稚園児からのフィードバックを受けて作り上げた知育ゲーム!
実際のターゲットの声を取り入れた制作に審査員、会場から感嘆の声が漏れました、歯車をつないで回す、シンプルでかわいい、ついつい遊びたくなる魅力を見せつけました。


ゲーム名:Leading Sky

3番手は専門学校デジタルアーツ仙台(1/2チーム目)。

新感覚「逆」シューティングゲーム「Leading Sky」を制作。
敵を避けてゴールを目指す、ではなく、向かってくる戦闘機を弾幕張って撃ち落とす防衛シューティング、敵戦闘機(AI)が優秀過ぎて撃墜難易度が高いとの講評が審査員から飛び出しました。作り手としては、技術面での評価は嬉しく、ゲーム性の面では課題が見える、そんな複雑な想いが壇上に立つチームメンバーの表情に現れた場面もありました。


ゲーム名:ONE’S LIFE

4番手は総合学園ヒューマンアカデミー仙台校(2/3チーム目)。

非常にクリアで綺麗な絵作りがされていたFPS、ONE’S LIFE。
クオリティの高さ故、審査員からは「キャラクターの後頭部の作り込みをしっかりするともっと良い」など具体的な改善案も提示されました。2名チーム、勢いで作り上げた反動で少し休みたいとの感想も出るなど、どれだけの時間と労力を注いできたのか、真剣な取り組みのその一端が見えるやりとりもありました。


ゲーム名:ダンボールバトル〜進め!僕らのマメタンク〜

5番手は総合学園ヒューマンアカデミー仙台校(3/3チーム目)。

今回、本チームの登壇者がもっとも注目を集めたプレゼンターとなったことは間違いありません。
プレゼンテーション終了後には、「プレゼン賞を挙げたい」「落ち着いていた」などそのキャラクターに高評価が集まりました。
もちろんゲームも古き良き、懐かしさを感じるゲームを目指したというコンセプトのとおりに仕上げられており、より良くするためになにが必要かという点、審査員から意見が届けられました。


ゲーム名:Color Number Puzzle

6番手は専門学校デジタルアーツ仙台(2/2チーム目)。

同じ数字を繋いで解き進めるパズルゲーム!
クリアするとイラストを手に入れることができ、コレクションすることができる、コレクション要素のある数字パズルを開発!
イラストレーターのいなかった本チーム、イラスト共有オンラインサービスで活躍するイラストレーターさんに直接の依頼交渉を行い、快諾をいただくなどその行動力を見せつけました。
審査員からは、協力いただいた方への敬意は忘れず、しっかりと結果と成果物の報告を届けることの大切さが伝えられました。


ゲーム名:Ruin

1日を通しての学生プレゼンテーション、最後は高校生混合チーム。

仙台二華高校、福島安積黎明高校、福島平工業高校と、宮城県と福島県の3高校が組んでの挑戦、チームリーダーが自分の足で仲間を集めてとのお話に会場に驚きが広がりました。
遠くに離れているメンバーとの開発のために、チームリーダーは毎週県外の福島に足を運ぶなど本チームもその本気さを伺えるエピソード。
制作したゲームは「迷路型パズルゲーム」、シナリオ設定あり、さらにプレイヤー自身がステージを作り出せる機能などが用意されていましたが、残念ながら未完成。是非完成させてほしいとの声も多く挙がっていました。


表彰式(ゲーム部門)

休憩を挟んでの最優秀賞発表と表彰式!
最優秀賞は、東北電子専門学校のぴにょロジが選ばれました!

昨年も参加し優勝ができなかった悔しさを見事に晴らした東北電子専門学校チーム代表の斎藤さん、結果を噛みしめる表情を見せる姿が本当に印象的でした。
※表彰時には、賞状や賞金の他、TSUKUMO(ツクモ)賞と題して優秀賞メンバー全員にThule Accent 28L Backpack バックパック CS6941 TACBP-216 /3203624が贈られていました!

最後に、今回、勝利を得たチームも、残念ながら悔しさを得たチームも、その後の交流会では互いに質問し合い、情報交換をし、今回の体験を共有している姿は本当に素晴らしい空間だったと思います。
悔し涙を流すほどに本気で取り組めた学生たちには、ぜひさらなる飛躍に繋げてほしいと強く感じた1日となりました。

以上、『DA・TE・APPS! 2018 - ゲームコンテストの部の参加レポートでした!


雰囲気写真


本日の機材

運営裏話な役割と、活動費獲得用の広告を兼ねています。
※撮影者は撮影のプロではないため、機材性能を十分に発揮できておりません※

写真撮影

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360°撮影

togetter

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